コードに使う大なり小なり、各かっこなど記号の読み方
コーディングには「<>」←こんな大なり小なりに使う記号や「{}」←こんな波型のかっこ、「」←こういった角ばったかっこなど色々な記号が登場しますよね。
他にも「:」や「;」、「"」「'」なんかも常用します。
このあたりいつも使っているけれどなんと呼べばいいのか、正しい読み方はなんなのかを今回紹介したいと思います。
いつもレッスン時も伝わりやすいよう「ちょんちょん」とか「タグのカッコ」とか呼んでいますが、正しい読み方も覚えてさらっと使えるようになりましょう。
コーディングに用いる括弧の正式名称
<>…不等号、小なり・大なり
HTMLでは一番使うこちら、数学でもよく使う不等号記号です。
先の<が小なり、後が>大なりですね。
英語でも不等号の意味で、小なり<を「LESS-THAN SIGN(レスザンサイン)」、大なり>を「GREATER-THAN SIGN(グレーターザンサイン)」と呼びます
他には「アングルブラケット」とも呼ぶようです。
便宜上、「山括弧」「三角括弧」と呼んだりもしますが、山括弧は正しくは〈〉←こちらの日本語の記号のことで別です。角度の付き方が微妙に違いますね。
小なり・大なりで呼ぶのもわかりづらい面もありますが、覚えておきましょう。
ちなみにHTML中にテキストとして使う場合には特殊文字呼び出しの文字列を使います。
「<」で「<」、「>」で「>」が呼び出せます。案外よく使うので覚えておくと便利。
{}…中括弧・波括弧、ブレース
こちらはCSSで使う記号ですね。英語でブレースという括弧いい正式名称がついています。
他に英語で「カーリーブレース」とカールしている形を表す表現もあるようです。
日本語だと波括弧と読むのが一番伝わりそうですね。
[]…大括弧、ブラケット
input[type=""]や[data-hoge]など、HTML属性をCSSでセレクタとして指定する時に用いたりする括弧です。
日本語だと大括弧という正式名称がついています。角括弧、四角括弧と呼んでも伝わりそうですね。
英語ではブラケットというのが正しい名称。スクエアブラケットという四角括弧というような呼び方もされるようです。
AdobeにBracketsというエディタがありますが、そもそもがブラケットというのが括弧の英語読みでその複数形ということのようですね。括弧ズ。
コーディングに用いる「:」「;」「"」「'」などの記号の読み
「:」…コロン
http://www.〜とURLに用いられたり、HTML内でインラインでスタイル指定する際に使ったりしますね。
日本語読みはなく、コロンという読み方だけのようです。
縦に点がふたつ、なんて伝え方をする時もありますが、ちゃんとコロンで伝わってくれると助かりますね。
「;」…セミコロン
CSSの値指定の行末に用いたり、JSはじめ各プログラムでも命令の終了を表したりします。
先ほどのコロンに毛が生えたようなこちらは「セミコロン」が正式名称。
縦に点々の下がにょろっとしたやつ、なんて呼び方で伝えられなくてもいいように覚えておきましょう。
「"」…ダブルクォーテーション
どの言語でも何かしら文字列を指定したりする場合にはこの記号で囲みますね。
ダブルクォーテーションやダブルクォートと呼ぶのが正式です。
二重引用符という日本語の呼び方もあるようです。
ちょんちょん、は短くて可愛らしい読みなのでたまに呼んであげましょう。
「'」…シングルクォーテーション
先程のちょんちょんがダブルならこちらはシングルです。
シングルクォーテーション、シングルクォートとも読みます。
日本語だと単一引用符という読み方も。
クォーテーションで囲いたい文字列の中でさらに別のクォーテーションで囲いたかったりする時に用いたり、微妙にプログラム言語によっては別の動作があったりします。
上にちょん、も短くてかわいい読み方なので個人的に良しとしましょう。
その他のよく使う記号の読みあれこれ
- 「&」…アンパサンド、アンド
- 「!」…エクスクラメーション、感嘆符、ビックリマーク
- 「?」…クエスチョン、疑問符、はてなマーク
- 「$」…ドル記号、ダラー、ドルマーク
- 「#」…ナンバーサイン、ハッシュ、パウンド、シャープ(←正しくは♯は別の記号)
- 「*」…アスタリスク、スター
- 「,」…カンマ
- 「.」…ピリオド、ドット
- 「-」…ハイフン
- 「_」…アンダースコア、アンダーライン、アンダーバー
- 「/」…スラッシュ
- 「\」…バックスラッシュ(いつも入力につまづきがち。option+¥)
- 「^」…サーカムフレックス、キャレット、ハット、山形
正しい読み方で伝わるかは相手をみて判断
調べてみると、英語の読み方も色々あったり初耳なのもあってとても勉強になりました。
今後是非使って活用していきたいところではありますが、人によっては伝わらない可能性もあるので注意が必要です。
日本人の八割くらいは「ブレース?何それ」状態だと思います。
まずは軽くジャブ打って、「ブレース記号、あ、波括弧ね」くらいの感じから相手の様子を伺うといいかもしれません。
調子に乗ってると思われないようにだけ注意しましょう。
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ご参考いただければ幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。