マイク問題?M1チップ搭載MacBook Air 2020年モデルの音声ノイズ検証と問題解決方法
AppleシリコンことM1チップ搭載のMacが2020年発表されて話題になりました。
私は長らく2014年のMacbook Proを使っていましたが、ちょっと古くなったので売却。
今回M1チップのパフォーマンスがどうやら凄いらしいということで惹かれて新規購入しました。
巷で言われているように、バッテリーの持ちや動作の軽快さは非常に素晴らしいもので、M1にネイティブ対応していないアプリの互換起動も特に問題なく満足していました。
ただ一点、マイクに問題がありました。
マイクの位置の関係で、キー操作の際にノイズが乗るという問題です。
些細なことかもしれませんが、Web会議など頻繁に内臓マイクを使用される方はかなり致命的。
どのようなノイズかの詳細、また、問題の回避方法を含めてこちらの記事では解説したいと思います。
Web会議など音声通話をよくする方でM1チップ搭載Macを購入検討されている方は、是非検討材料にして頂ければと思います
シフトキーを押すとボツッと低音ノイズが発生する
私はWEB制作講師をしている都合上、自分のオンライン講義を録画したり見返す機会があります。
そのため、講義を見返している際にやたらとノイズが頻繁に聞こえている状態に気がつきました。
しかもどうやら自分がキー操作をする際にそれが発生している模様で、生徒さんには聞こえづらい思いをさせてしまって非常に申し訳なかったです。
のちのち詳しく調べてみると、Macbookシリーズはシフトキー下あたりに内臓マイクが配置されている模様。
今回のM1チップ搭載Macbook Air2020モデルではそのマイクが、シフトキー/Caps Lock押下時にハードウェア的にぶつかっているようなノイズが発生していました。
シフトキー以外にもコマンドキーやタブ、オプションなど、左側に配置されているキーは、Web制作のみならずPC操作をよくされる方であれば特に頻繁に使われるかと思います。
その真下あたりにマイクがあるので、周辺のキーを操作するとボツボツと、直接マイクに触れたような低音ノイズを拾ってしまうわけです。
どのようなノイズか、ボイスメモで録音してみたので聞いてみてください。
どのキーを押しているか声で喋りながら録音しているので、音声との音量差もよくお分かりいただけるのではないかと思います。
機械的なノイズが乗っているというわけではありませんが、キーストローク時の低音が大きくないでしょうか。
特別キーを強く押したりはしていません。むしろ優しめに押しています。
ちょっと会話の中では声を遮断するようなレベルの音量だと思います。
シフトやコマンドはMacを使う上では必須キーです。
これはハードウェア設計的に問題ありじゃないでしょうか。
Macbookのマイク問題の解決方法
これだけがっつりノイズが乗ってしまうとオンライン講義に支障が大ありです。
私の場合自分がコーディングしている状況を配信したりするので、致命的といえます。
そこで解決方法を探ってみました。
イヤホンマイクなど別マイク導入での対処
まず思いつく方法としては、内臓マイクではない別のマイクの導入が考えられると思います。
色々検索して、YoutubeでZoom会議用のマイクを比較している方など非常に参考になりました。
▼参考動画によるとiPhoneなどについてくる有線イヤホンEarPadsもなかなか悪くないようです。
Zoomではけっこう音声が加工されているみたいですね。
安価マイクでもとりあえず内臓マイクによるノイズ問題は解決できるので、問題対処としては一番お手軽です。
ただ、有線はちょっと煩わしいなあと思ってAirpodsなどのBluetooth無線接続の記事なども調べて参考にしました。
AirPods Proの音声やノイズキャンセリングの効果はかなり良さそうですね。
▼SonyのBluetoothマイクなど他も検討の余地がありそうです。
▼非常に安価で高機能なこちらのイヤホンも非常におすすめ。
ただ、Bluetoothイヤホンはなかなか高価ですし、他に手元に良い状態の有線マイクが無かったのもあり、やはりせっかく購入したばかりのMacbookでもっと良い方法は無いかとさらに検討してみることに。
AIノイズ除去ソフトKrispをインストールしてみた
さらに調べて出てきた、AIによるノイズ除去ソフトKrisp。
AIを用いてるということで何やら凄そうと思いインストールしてみたところ、劇的にノイズが除去されました!AI素晴らしい。
先程のノイズ具合と聞き比べてみてください。
声が若干こもってるかもしれませんが、先程と同様キーも同時に押下しているのにそれが全く聞こえなくなっていると思います。
たまたま外で救急車のサイレンが鳴ったんですが、それもうまく処理されているようです。
AI、すごいです汗
現状こちらで対処してオンライン講義も問題なく行えています。
有料ソフトなので今後の運用をどうするかわかりませんが、無料でも週に120分利用可能。また、一人紹介すれば二ヶ月ほど有料と変わらず使い放題で使えます、
これが非常にありがたいです。
とりあえず自分の別アカウントのgmailに招待して無料期間を拡大させて現状はうまく使えています。
Zoomに標準でついているノイズ除去機能がさらに強化されると良いんですけんどね、、、。
Appleに問い合わせたところ
一応Krispのノイズ除去で問題には対処出来ましたが、せっかくのM1チップMacbook Airと意気込んで買ったばかりなので、これが初期不良なら返品交換出来たらと思ってAppleに問い合わせてみました。
Appleサポートの方に電話越しにこちらでノイズの状況を実際に聞いてもらったりしたところ、初期不良だというお話に。
返品も交換も受け付けるということでしたが、M1Macが品薄で届くのに2,3週間かかるということでした。
私の場合手元にMacが無い状況があるとオンライン講義で使えなくなってしまうので、それは困るとお伝えしましたが、その時のサポートの方は対処してもらえず泣き寝入りすることになってしまいました。
翌日、たまたま学割でMacbook購入者に18000円分のApple Storeギフトがついてくるという情報をキャッチし、それなら再度Macbook Airを新規購入して、届いたその後に今の初期不良品を返品すればいいのではと思って再度Appleに問い合わせをしました。
▼ちなみに私はAdobeソフト購入関係でオンラインスクールの学生証をもっています。
Appleサポートによると、新規購入と合わせたその方法で問題なく返品も可能だということに。
調べたところ、通常は14日間が返品に応じれられる期間だということでしたが、その間に私が問い合わせをしていたからなのか、特別措置なのかは不明ですが、45日間まで返品期間を延長していただけました。
非常に助かりますAppleさん。
ということで、全く同じMacbook Airをその場で再度注文。
届くのは2週間程先になりました。
あとは届いたMacbookにデータ移行して、初期不良品を返品するだけ。
ただ、これで問題が解決とはいかず、むしろここからさらなる大問題に発展してしまうのでした、、、。
この続きはまた次回書かせて頂きます。
M1チップ搭載Macbook Air 2020年モデルのマイク問題にはKrisp
ちなみにその後届いた新しいMacbook Airでも変わらずノイズは乗っていたので、初期不良というか、やはりそもそものハードウェア設計の問題のようです。
とりあえず今はマイク問題、キー押下ノイズ問題はKrispによるノイズ除去で対処しています。
もしかするとMacbook proでも同様の症状が出たりする可能性もあるので、Mac購入を検討頂いている方やお困りの方の参考になれば幸いです。
▼マイク問題以外の製品としては非常に素晴らしいパフォーマンスでおすすめです。最小構成で¥115,280(2020.0221現在)はお得。
▼MacbookProの方はファンがつくハードウェア設計の違いがあるので内臓マイクの状況も変わるかも。
▼持ち運びしない方はコスパを考えるとMac miniが最強かもしれません。マイク問題も関係なし。
引き続きMacのデータ移行のさらなる問題などにご興味ある方は次回記事もお読みいただけると嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。